僕の後は、退職金ももらえずに整理解雇される従業員が続出したが…
幸いなことに、僕の場合、100%退職金を受け取ることができた。4年間しか在職していないので、金額はたいしたことはないが、そのお金がなかったら自分の会社を立ち上げるなどはできなかった(嫁はんに許してもらえなかった)だろう。
僕自身はソフト部門に興味があったので、海外のソフト会社の日本エージェントとして自分の事業を立ち上げることにした。
その海外のソフト会社はS技研在職中に知り合った先ではない、もちろん、S技研の取引先でもない。度胸(厚かましさ)だけで、アメリカに乗り込み、エージェントにしてもらった。
S技研在職中は、S.y氏率いるソフト部門にほとんどタッチしていなかった。S.y氏や、M氏が牛耳っていた。
http://boyakigoto.jugem.jp/?eid=30http://boyakigoto.jugem.jp/?eid=33S技研のお客様ともほとんど面識はないし、ソフトについても知識は皆無だった。だから、ほとんど、一からお客様を探し、ソフトも一から独学だった。
僕がS技研で知ったのは、漠然とした業界の知識くらいで、あとはすべて、退職後に(お客様やアメリカのソフト会社に迷惑をかけながら)ゼロから勉強してきた(汗)。
ただ狭い業界なので、S技研と競合することがたまに(年に1〜2回?)あった。最初はS技研から「その客はS技研の客だから手を引け」的な理不尽な書面が届いたりした。また、「入社時の誓約書に違反している」という内容証明も舞い込んだ。僕が「その誓約書のコピーを送ってください」と返信すると、それ以後、何も言ってこなくなった。
数年後、S技研に挨拶に行ったときは、そのことに関して、社長のS.t氏から何の話もなかった。