詐欺事件に巻き込まれる

  • 2013.07.11 Thursday
  • 12:42
 ある日海外から封書の手紙が舞い込みました。(その頃はメールも普及していない頃なので)

詳しい内容は忘れましたが、アフリカの国からです。大統領がクーデターで追放されたが、残された財産がある。私はその前大統領の一族で、その財産を持っている。反大統領派が国を抑えているので、普通の方法ではお金を持ち出せない。その国の友好国であるヨーロッパのある国に輸出した物品の支払という形でなら決済できる。ついては、S技研の機械を発注するので、その支払という形で何百万ドルを決済する。支払を受け取ったら、私がその国に出かけるので、そこで総額の70%を現金で返してくれ。残りの30%は手数料としてS技研に差し上げる。輸出した機械は、私には用がないから自由に処分してくれていい、というような感じの内容でした。

今時の「振り込め詐欺」みたいに、とっても怪しい内容なのですが、「ヨーロッパの第三国」「先方から先に支払があり、その70%を返還するだけ」「機械が売れる(30%もあれば機械代金としては十分)」「万が一の場合も、機械は自分の手の中にあるから、別に損はない」などと、すっかり信じ込んでしまいました。社長のS.t氏、経理部長のTk氏、都市銀行の出入りの担当者、みんなが「これは本物だ」「万が一の場合もリスクは無い」と判断して、話に乗ることになりました。

いよいよ、アフリカで契約締結という段取りとなり、僕と、上司のS.k氏と二人で、空港の検疫所まで黄熱病の予防接種に行きました(かの国に入国するには予防接種が必要)。ワクチン接種後、10日間待機する必要があります。その間に航空券の手配(ヨーロッパの第三国経由)、先方とのスケジュールの調整をしていました。

ある朝新聞を見ると

ある県の中小企業の社長が、儲け話に乗って、アフリカ行って、現地で監禁された。身代金として数千万円支払って開放された。

これだ!ということになり、もちろん、アフリカ行きは即刻中止となりました。お金や商品の流れにはリスクは発見できなかったんですが、本当のリスクはこれだったんですね!

で、

僕が万が一アフリカで監禁されたとして、S技研は、何千万の身代金を払ってくれたでしょうか?

大きな疑問です。

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