日本では、中国などとの競合により、その業界は縮小しつつあった。採算が立たないとか後継者がいないなどの理由で廃業する工場も多々あった。その際、工場設備が売りに出されることがよくあった。
ある工場が廃業する際、工場設備一式が売りに出された。国内の取引先Z氏から、「売り先を探してくれ」と依頼を受けたS.y氏は、ある商社(Y社)を通じて海外の工場に販売することに成功した。
中古機械一式はY社が現金で仕入れて輸出した。代金を回収後、廃業する工場に代金を支払った。S.y氏にはあらかじめ決めた手数料を支払った。総額一億円とも言われる案件であった。中古機械の仕入れ代金はそれに比べてかなり低いので、S.y氏も、Y社も相当儲かったらしい。
]]>通常の取引であれば、
当然、「詐欺」で告訴される事案と思われるが、
在日韓国人の兄弟同士ということもあって、
なにかうやむやの中で、警察沙汰にはならなかった。
S技研のホームページには、
「S.y氏はS技研の従業員のような顔をしてお客と契約しているが、従業員ではありません。」
という、「控えめな」告知がされていた。
また、S.y商事は、日本国内の中古機械を海外に販売することがあった。
S技研在職中、および、独立してからもS技研、S.kテクノの製品を販売する過程で、
海外のその業界とつながりがあったから自然そういう話がくることもあった。
製品を納入したあと、お客からは代金を受け取る一方、
S技研には色々理由をつけて代金を支払わないということが多々あった。
S技研自身は、海外では自社の営業能力がほぼ無い
(アジアの代理店は、S.y氏がS技研の部門長と信じている。
S技研は語学力の問題もあってか、新しい状況を代理店に的確に説明できない。
またソフト関係は、Mプロ社に代理店をうばわれてしまっている。)
こともあって、そして、社長と兄弟同士ということもあって、
あまり強く支払いを要求しなかったようである。
未払い金は溜まっていき、S技研の資金繰りはますます悪化していった。
一時期、S.kテクノの製品を、同じやり方で販売しようとした。
S.kテクノの社長(S.k氏)はS.y氏の弟である(韓国の伝統的な考えでは、弟は兄に逆らえない?)。
対S技研の場合と同じく、お客からは代金を受け取る一方、S.kテクノ社にお金を支払うことはなかった。
数度の取引の後、さすがに、S.k氏はS.y商事との直接取引は断るようになった。
それからは、S.y氏はS技研を通じてS.kテクノロジーの製品を調達すようになった。
商売は、S.kテクノロジー→S技研→S.y商事→海外代理店→お客と行われた。
が、製品納入後、支払いの方はお客→S.y商事で止まってしまうのが常であった。
(S技研は代金を受け取れない。が、S.kテクノには代金を支払っていたようである。)
S.y商事は、S技研の社長の次弟が独立して創業した会社である。
過去記事はこちら→ S.y商事 我道(詐欺道?)を行く
S技研在職時、国内、アジアで営業を仕切ってきた。
独立後もその頃の人脈を生かして、電子機器やソフトの販売をおこなった。
特に、韓国、中国、アジアに強かった(というか、日本国内ではほとんど相手にされなかった)。
仕入先は、S技研やS.kテクノロジーであった。ある意味、現役時代と何も変わらない…、スタートであった。
というか、まるで自分の立場が変わっていることを自覚していないのかのように振舞った。
お客、特に国外(アジア)の客に対しては、あたかも、以前同様S技研の部門長であるかのように活動した(と、S技研のホームページは告発している)。
登場人物たち 普通とちょっと違う?
勝手に値段を決めてS技研の製品の販売し、その価格に合わせて仕入値を決め、S技研に発注した。
ここまでは、まあ、メーカーvs商社の力関係によっては、世間によくある話かもしれない。
しかし、S.y商事はそれにとどまらなかった。
前回の記事はこちら→ M氏の愛国心
M氏自身はもともと日本人じゃない(在日韓国人)し、その辺は葛藤はないのでしょうね…。
お客側も、もし、M氏が日本人の通名でなく、本名(韓国名)を名乗って活動していたら、
日本の業界の人も、そう易々と、自分たちのノウハウを教えることはなかったのでは?
と、私は思うのですが…
その業界で食べさせてもらっている(食べさせてもらった)トップ企業なら、
それなりに、業界に貢献するという意識も必要だと思うのですが…。
当然、自分自身の(自分の会社の)利益は大事だが、恩返しすることも考えてほしい。
業界がちょっと悪くなれば、業界の足を引っ張るという対応でいいのでしょうか?
私的にはメンタリティーの違いを感じてしまいます。
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前回の記事はこちら→Mプロ社、海外でソフト販売
Mプロ社は日本国内の市場が飽和してくると、海外に市場を広げた。
そのソフト開発のノウハウは多くの日本のお客から提供を受けている。
提供者は「あえて日本の産業を守るため」に教えていたのに、
海外に易々とノウハウを渡して・・・
Mプロのあるお客は、こうボヤいていた。
「私がノウハウを教えてあげている間は、呼ばなくても毎週のように来た。
ところが、最近は、国内に見切りをつけたのか、私の方が用事があって電話をしてもちっとも来てくれない。」
私個人は、「愛国心」といっていいのか、
「郷土愛」と言えばいいのか、
やはり、海外の会社ではなく、「日本の業界」に頑張ってほしいと思う。
同業の関係者と話をする機会も多いが、多くの関係者は、
「日本の会社に頑張ってほしい」といい、
バイヤーさんは「多少値段が高くても日本の会社を応援する」という人も多い。
また、そういった理想論と会社の現実の利益(存続がかかっている?)との葛藤に悩んでいる人も多い。
M氏自身はもともと日本人じゃない(在日韓国人)し、その辺は葛藤はないのでしょうね…。
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